マエカワが選ぶアニメアワード2018 - Maekawa's Choice Anime Awards 2018
どうも。
私のフォロワーにいる巨悪の権化にブログの更新するか最愛の人を失うか選べって脅されたので今日も更新しています。
今回はマエカワが選ぶアニメアワード2018、英訳するところのMaekawa's Choice Anime Awards 2018を発表していこうと思います。
男性声優賞
受賞 : 宮野真守
「ゾンビランドサガ」巽幸太郎、「シュタインズ・ゲート ゼロ」岡部倫太郎ほか
演技として評価されるのは「シュタゲ」だろうけど、すごいのはどう見ても「サガ」。「サガ」は宮野じゃないとここまで評価されてもいないし宮野じゃないとそもそも成立もしていないと思う。
そりゃあユニバーサルの劇場アニメでも主演張れちゃうよなあ、とネタ以上の実力を思い知らされた作品でした。
女性声優賞
受賞 : 花澤香菜
「宇宙よりも遠い場所」古淵川報瀬、「シュタインズ・ゲート ゼロ」椎名まゆりほか
鉄板のまゆしぃに加えて大傑作「よりもい」の実質主人公報瀬がすごい。「よりもい」11話ラストの啖呵はセリフ、演技ともに屈指の名シーンだと思う。友達許してちゃんちゃん、なんてありがちで"平和な"終わりを選ばず、たとえ冷酷に見えても仁義を貫くっていうのは並大抵の意思じゃできない。こいつはマジモンの任侠ですよ。花澤香菜は極道。
新人声優賞
受賞 : 上田麗奈
「SSSS.GRIDMAN」新条アカネほか
いやもう「ハナヤマタ」の頃から有名でしょって言われたらそうなんだけど、今年の若手は上田麗奈いっつよでしょってくらい「GRIDMAN」終盤のアカネは凄かった。「GRIDMAN」12話のタイトル「覚醒」って上田麗奈が覚醒するって意味だからね。「響け！ユーフォニアム」黒沢ともよを感情表現に振った感じで、憑依型声優はハマり役来るとこんなにハネるのかとビックリした。
ベストキャラクター賞
受賞 : 「宇宙よりも遠い場所」古淵川報瀬
個人的には「よりもい」は三宅日向の方が好きなんだけど、ベストキャラに選ぶなら報瀬のほう。「よりもい」は報瀬のキャラ設定が固まった時点で勝利が確定してたんじゃないかと思う。それくらい(報瀬が見せ場を作る)11話と12話が凄すぎ。特に12話はストーリー、キャラクター、演技、演出、全てが異次元よりも遠い場所に到達している。
候補
・「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」ヴァイオレット・エヴァーガーデン
・「はねバド！」羽咲綾乃
・「SSSS.GRIDMAN」新条アカネ
ベスト冬クール
受賞 : 「宇宙よりも遠い場所」
伝説。この作品と並べると他の作品がどれもちょっと霞んでしまう。JK4人グループフォーマットってすごい既視感あるし最初はただの声豚アニメだろと思っていたが全く違った。このアニメは今までに見た他のどんなアニメより真面目に真正面から「友情」とはなんたるかを描いている。見てくれだけ見ればおっさんがJKに夢見んなよと言われることは承知、それでもこの友情観は普遍的なものだと信じたい。
次点 : ヴァイオレット・エヴァーガーデン
地味だけどこのアニメ良いよ。作画は京アニの本気が垣間見えたしストーリーも後半はかなり良かった。10話とか展開読めても死ぬほど泣ける。NET FLIX限定配信だからちょっとハードル高いけど、もしネトフリに入ってるなら見た方がいい。
ベスト春クール
受賞 : 「ウマ娘 プリティーダービー」
春クールの伏兵。この作品が成功したのって安易なキャラ萌えで甘えずちゃんと競馬の良さを描こうとした点にあるんじゃないかな。それでいて実現しなかった夢の対決とか、あり得たかもしれない未来とか、どうしてもアニメでしか実現できないif展開を加えて視聴者を飽きさせなかったのが勝因。惜しむらくはどう見ても尺が足りてなかったこととP.A.のレース作画がイマイチだったこと。
次点 : 「シュタインズ・ゲート ゼロ」
オリジナルで挿入された話の評判がすげー良くて驚いた。かつてオリジナルの花田十輝といえばクソ雑魚チンチン丸で有名だったというのに、今年は「シュタゲ」然り「よりもい」然り、確変花田モード大回転突入してたんじゃないか。「ウマ娘」より作品の格としては上だろうけど、続きものだし無印超えまではないしで次点評価。
ベスト夏クール
受賞 : 「少女☆歌劇 レヴュースタァライト」
貴方、この作品を見ていませんね？わかります。
ブシロアニメだしぜってーおもんねえだろと思ってたら意外にも話が良く出来ていて驚いた。この作品の特徴はちょっとセカイ系っぽいところ。「ゾンビランドサガ」然り、正統派アイドルものが飽和した結果ちょっと変化球のヤツが生まれてきてアイドルもの好きとしては嬉しいね。
次点 : 「はねバド!」
正統派スポ根で作画も気合入ってる良作なんだけど、アニメ版は主人公の羽咲綾乃ちゃんがただのガイジ過ぎて泣けてくる。親が親なら子も子だなオイと別の所で泣けてしまうのであった。
ベスト秋クール
受賞 : 「やがて君になる」
百合といえば花田十輝大先生。というのはネタだけど、今作は割と花田脚本がうまく機能していて、すごく丁寧に心情描写が為されていると思う。男性視点からするとこの作品で描かれる恋愛観はとんでもなく好きなんだけど、一方で女性視点だと「は？ねーよ」ってくらい脆くてピュアな代物だと思う。でもフィクションの中でくらいそんな考え方が許される世界が成立してほしい。だからベスト秋クール。以上、こじらせオタクの妄想でした。
次点 : 「SSSS.GRIDMAN」
最後まで「青ブタ」と悩んで最終話見てメタな含みまで持たせたこっちを選んだ。「GRIDMAN」はとにかく世界観が良かったね。あの設定はなかなか思いつかないと思う。特撮とか怪獣とか正直全然思い入れないんだけど、話が面白かったから最後まで完走できた。戦闘シーンを入れる縛りがあるせいで若干尺が短いように感じたから、2クールあると良かったかな。
ベストOP
受賞 : 「青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない」よりthe peggies「君のせい」
こういうガールズバンドの曲いいよね。イメージとしてはバンプとかユニゾンとかがアニメのOPやる感じでアニソン感はあんまりないんだけど、とにかく歌詞がキャッチーで俺のせいって言いたくなる。「青ブタ」自体を秋ベストから落とした理由はちょっと期待値が高すぎた分もうちょっとハネてほしかったってとこ。アレきっと原作のほうが良いって言われるアニメでしょ。劇場版での挽回を期待している。
次点: 「ゾンビランドサガ」よりフランシュシュ「徒花ネクロマンシー」
謎のSEが入るOP。アイドルものとしては全体的に曲が弱かったのが「サガ」の弱点な気がするけど、このOPについては曲も結構良いし映像的にもテイストの違う作画を組み合わせていてユニークだと思う。
ベストED
受賞 : 「ウマ娘 プリティーダービー」よりスピカ「グロウアップ・シャイン!」
実はアニメ「ウマ娘」の中で一番良い歌ってこれなんじゃないかと思ってる。EDソングらしくちょっとしんみりした感じも保ちながら、それでいて観客のテンションを下げさせないコールソングにまとめているっていうのは他になかなか覚えがない。クラップも入っててすごいライブ映えするんだよね。あ、ウマ娘のライブ楽しいからみんな来てください。
次点 : 「SSSS.Gridman」より内田真礼「youthful beautiful」
声優アーティストの中でも内田真礼の曲が一番好きなんだよね。かわいいし。他の声優はアーティスト性尖らせすぎてちょっとアクが強いんだけど、まれいたそはの曲はすごい耳馴染みがいい。しかもかわいい。歌詞が「GRIDMAN」のテーマにも合ってたし、加えてまれいたそがかわいい。神。
Maekawa's Choice Anime Awards 2018
大賞 : 宇宙よりも遠い場所
そりゃそうですよね、3月にもう今年の大賞に決まってた。この作品は今年どころか、2010年代でも5本の指には入ってくる大傑作だと思ってる。終わってみれば主演女優賞、ベストキャラクター、ベスト春アニメ、大賞で俺の中の評価がマジギャラクシーでなんだけど、これに関しては仕方ない。平成最後の神アニメの称号を手にして然るべき。
